勝負の世界だけれども
勝負の世界は、勝者と敗者がいる。それは当たり前というのが、つらい結果もある。今回のワールドカップ、日本対パラグアイ戦は、死闘だった。サッカーは、(観るのは好きだけど)あまり詳しくない私でもそれはわかった。そして「岡田ジャパン」が素晴らしいチームだったこともわかった。チームで戦うっていいな。うらやましい。
勝負の世界は、勝者と敗者がいる。それは当たり前というのが、つらい結果もある。今回のワールドカップ、日本対パラグアイ戦は、死闘だった。サッカーは、(観るのは好きだけど)あまり詳しくない私でもそれはわかった。そして「岡田ジャパン」が素晴らしいチームだったこともわかった。チームで戦うっていいな。うらやましい。
昨日のワールドカップサッカー、イングランド対ドイツの結果はご存知の通り。個人的にはドイツサッカーのスタイルが好きだけれども、あのイングランドの2回目のゴールが認められていれば試合は、変わっただろう。今朝のTUBE(ロンドン地下鉄)で皆が読んでいる新聞の見出しが目に浮かぶ。。
好カードというのか、早すぎる組み合わせというのか。決勝戦レベルの緊張だろうな。今夜は、イングランドとドイツのパブで何パインのビールが飲まれるのか。。そういえば、ギネスの黒を久しく飲んでいない。
「私の好きな作品トップ5 オルセー美術館展2010」の続きです。
第1位 アンリ・ルソー《蛇使いの女》(1907年)
はい。やはりこれです。
私は、ルソーが描く満月の夜が好きです。偶然、同展覧会へ行ったのが満月の日でした。
この《蛇使いの女》の前にいるとジャングルの空気が伝わってくるようです。別に写実的でも何でもありません。素朴派と言われていますが、ちょっと「素朴」というのとも違う。《蛇使いの女》はひとつの世界として完璧に完成しているというかな。
だいぶ前にTowa Tei (テイ・トウワ)がプロデュースした"Sweet Robots Against The Machine"の2枚組のCDのひとつに、"A Night of Ubud"というバリのジャングルの音だけを60分間録音したものがあります。虫が鳴く声や自然の音しか聞こえません。この《蛇使いの女》を観ていると、このCDの音が聞こえてきそうでした。
そして驚いたのが、同作品に描かれている蛇使いの女の目の綺麗なこと。。今回、鑑賞するまで気付きませんでした。この目だけでも是非観ていただきたい。おすすめです。
ますます、ルソーの《眠れるジプシーの女》が見たくなってきました。
*上記の作品の画像は以下の同展覧会公式サイトで見ることが出来ます。
「オルセー美術館展2010-ポスト印象派」展
http://orsay.exhn.jp/
国立新美術館
会期: 2010年5月26日(水) - 8月16日(月)
開館時間: 午前10時 - 午後6時、金曜日は午後8時まで(入場は閉館の30分前まで)
「芸術作品」として視覚的に楽しむのであれば、写真が好きです。特に白黒。分析とかしないで目に映ったものを単純に楽しみたいのです。
アンセル・アダムスは、ロンドンの本屋が並ぶ通り(チャリングクロス)にある大好きな写真集専門店Zwemmersで初めて出会いました。写真集をプレゼントしたくて、探していたんですが、その人に合うようなピンとくるものがない。で、Zwemmersのスタッフ一押しの本がアンセル・アダムスの"Ansel Adams: 400 Photographs"。一目みて気に入り、それ以来ファンです。お恥ずかしながら、白黒写真の巨匠と知ったのは、後の事。。
現在、 FUJI FILM SQUAREの中で小さいコーナーですが、『アンセル・アダムス作品展「Portfolio IV」1963年制作』を開催中です。アンセル・アダムスのオリジナルプリントを数点ですが展示しています。写真は、オリジナルプリントをやはり観てみたいですね。
写真に興味がある方は、オルセー美術館展の帰りにでもどうぞ。国立新美術館より徒歩圏内(東京ミッドタウン内)入場無料です。
『アンセル・アダムス作品展「Portfolio IV」1963年制作』
FUJI FILM SQUARE
2010年6月1日(火)〜9月30日(木)
10:00~19:00
「私の好きな作品トップ5 オルセー美術館展2010」の続きです。
第2位 クロード・モネ《ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光》(1904年)
同展覧会は、作品全体がレベルが高いです。ドガもセザンヌのセクションも素晴らしかったのですが。。あえて2位を選ぶとするならばクロード・モネの上記の作品かな(とはいえ、モネの他の展示作品、例えば《蓮の池、緑のハーモニー》や《日傘の女性》も非常に良かった)。
モネは、同じテーマの作品を時間帯や季節など変えて描いていますが、ロンドン国会議事堂もそのひとつ。
私の好きな、ラベンダー色を基調にした光に浮かび上がる建物のシルエットが美しい作品です。これがロンドン国会議事堂に見えるかどうかは、さておいて。。モネの目には、こう映っているわけです。対象物の「一般的な」ありのままの姿というよりは、「自分の目に映った」その姿を描く。自分の気持ちを信じるってこのような事なのでしょうか。今あたりまえのように見えている、この作品も、当時は、とてもモダンだったはず。モネの目に我々が慣れてしまったのか。そして日本人がモネの作品を好むのは、なぜなのか。モネの目と日本人の目は、何かが同じように見えるのか。
今年は、印象派について考える機会が増えそうです。
*上記の作品の画像は以下の同展覧会公式サイトで見ることが出来ます。
「オルセー美術館展2010−ポスト印象派」展
http://orsay.exhn.jp/
国立新美術館
会期: 2010年5月26日(水) - 8月16日(月)
開館時間: 午前10時 - 午後6時、金曜日は午後8時まで(入場は閉館の30分前まで)
上の写真は、クチナシの花の近くにディスプレイされていたバラ。素敵なのでアップしてみた。そいういえば天気予報では、今日の東京は雨のはずだったのに快晴。夏みたい。夕焼けが綺麗。が、目の調子が悪い。というわけで今日は、このへんで失礼します。
「東京都選定歴史的建造物」を探索してみようシリーズ、今回は、No. 24 中央区立泰明小学校です。
銀座のコリドー街の近くにあります。建築は、昭和4年です。蔦が素敵な建物ですね。門も素敵。この写真では、分かりにくいのですが、2階と3階の窓枠の形が違います。2階は四角型、3階は、アーチ型です。
2階と3階に視覚的な変化をつける設計は、ミケロッツオが設計したメディチ家の館(1444年着工)、パラッツオ・メディチ・リッカルディ宮(Palazzo Medici Riccardi)みたいだなと勝手に思いました。この場合の窓枠は、2階も3階もアーチ型ですけれどもね。
泰明小学校の場合、この連続アーチのデザインが様々なところに効果的に用いられていました。クラシックかつ斬新。ここで学ぶ小学生達がうらやましいです。
「私の好きな作品トップ5 オルセー美術館展2010」の続きです。
第3位 ギュスターヴ・モロー《オルフェウス》 1865年
モローのこれだけ大きな作品を観るのは、久々です。最近見た国立西洋美術館に所蔵されているモロー作品は、モローの作品の中でも小さなものです。しかし細部まで神経が行き届いており、場面の奥に何か秘密が隠されているような奥行きさえ感じられました。
モローは、神話や聖書の中の数あるエピソードから神秘的でドラマチックなシーンを特に好んで描いています。上記の作品の題名になっているオルフェウスは、冥界から妻エウリディケを救い出そうとした悲劇のヒーローとして古代から様々な作品に描かれてきました。
地上に出るまで決して後ろを振り返ってはいけないという条件で、なんとか妻と一緒に帰る事を許されるオルフェウス。しかし地上に出る寸前、彼の後ろを歩いていた妻を振り返ってしまうんですよね。悲しいかな、最後の最後で妻は再び冥界に。
本展覧会公式サイトの同作品の解説によれば「詩人で竪琴の名手オルフェウスは、愛妻を失った悲しみにより女性を遠ざけ、これに怒りを覚えたバッカスの巫女たちにより虐殺されてしまいます。」(*)。そして川に流れていた彼の頭と竪琴をトラキア(古代ギリシアの植民地)の娘が拾って見つめている場面を描いているのが同作品。この場面を描くのがモローですね。
これだけ大きな作品でもモローらしい繊細かつ神秘的な美しさは、失われていません。衣装の細部まで美しい。そしてやはり何か秘密が隠されていないか風景さえも見つめてしまうのです。これがモローの作品の魔力かもしれません。
*上記の作品の画像は以下の同展覧会公式サイトで見ることが出来ます。
「オルセー美術館展2010−ポスト印象派」展
http://orsay.exhn.jp/
国立新美術館
会期: 2010年5月26日(水) - 8月16日(月)
開館時間: 午前10時 - 午後6時、金曜日は午後8時まで(入場は閉館の30分前まで)
東京は、来週から梅雨入りみたいですね。というわけで今日は、貴重な快晴の日。早朝頑張って明治神宮へ来ました。なんとなく少し湿度が高くなってきたかもしれません。
そして、この時期は、クチナシの花ですね。
楽しみ。
いつものDragonFly Cafe。最近、雑誌に掲載されたようでランチ時、以前よりも混む気がする(人気が出ることは、いいことだが。。)。喫煙禁煙テラスも満席。なのでCafeに隣接したCOW BOOKSにある椅子に座って待つ。ふと見ると牛が。。これは書店専用のレジ。センスいい。
新宿伊勢丹の前のブラックエプロンのスターバックス。運が良ければ窓際のカウンター席に座ることが出来ます。
その正面にあるのが新宿伊勢丹。
建物のファサードを観るのが結構好きでして、この伊勢丹もいいなあと思っていました。で、調べてみました。
すると「東京都選定歴史的建造物」の一つに選定されていました(*)
この事実も制度も知りませんでした。現在「東京都選定歴史的建造物」として都内で74の建築物が選定されています(報道発表資料 [2005年3月掲載]より)。
よい機会なので「東京都選定歴史的建造物」の建物を探索してみようかな。東京都のサイトによれば「建物の内部や敷地の公開はしていません」という事ですから、全部は無理かもしれません。でも折角東京にいるんですからね。時間があるときに気長にやってみます。というわけでまずは、No. 67の伊勢丹本店本館。
*「都選定歴史的建造物の制度と建造物一覧 東京都」
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2005/03/20f3s701.htm
「私の好きな作品トップ5 オルセー美術館展2010」の続きです。
第4位 フィンセント・ファン・ゴッホ《アルルのゴッホの寝室》(1889年)。
国立新美術館でこの作品を観るとは。。日本人と縁がある作品なんですね。
松方幸次郎 (1865 - 1950) がヨーロッパで購入した多くの作品は、ロンドンやパリなどに保管されていました。以前のブログでもお話しましたが、パリで保管されていた松方氏のコレクションは、第二次世界大戦中にフランス政府に差し押さえられます。その後、日仏友好のために日本へ寄贈返還されるのですが、「松方コレクション」の幾つかの作品は、フランス政府の手元に残されました。その中の一つの作品が、この《アルルのゴッホの寝室》(*)。
つまり、フランス政府が日本へ返還したくなかったほどの作品なわけです。
松方氏の収集家としての目の確かさに感心するとともに、ちょっと複雑な気持ちになります。やっと会えたねという感じかな。
*《アルルのゴッホの寝室》の画像は、以下のサイトにて
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファンゴッホの寝室
「ファンゴッホの寝室」(2010年6月9日 17:09 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』より
「オルセー美術館展2010−ポスト印象派」展
http://orsay.exhn.jp/
国立新美術館
会期: 2010年5月26日(水) - 8月16日(月)
開館時間: 午前10時 - 午後6時、金曜日は午後8時まで(入場は閉館の30分前まで)
久々に独断と偏見で勝手に選ぶ「私の好きな作品トップ5」を「オルセー美術館展2010」でやってみようと思います。
まずは、第5位。
フィンセント・ファン・ゴッホ《星降る夜》(1888年)。
私は、ゴッホの《夜のカフェテラス》(1888年)が好きです(*)。カフェのテントに反射する明るいライト。そして夜に瞬く星達。実際にこの絵を観ることは、なかなか難しい(オランダのクレラー・ミュラー美術館所蔵)。というわけで、制作年度も同じだし、ゴッホが描く「夜空の星」を観たいなという気持ちでした。
《星降る夜》の星は、鑑賞する側の気分で印象が変わるような微妙な絵でした。ゴッホらしからぬロマンチックな星空には変わりないのですが、照明の関係か少し重い感じ。
1888年製作の《星降る夜》を観ていると、これから彼を待ち受ける悲劇(ゴーギャンとの共同生活の破綻&自らの耳を切り取る)を想像してしまいます。特に同展覧会では、「第五章 ゴッホとゴーギャン」に展示されている作品ですしね。ゴッホの作品とはいえ、ゴーギャンの作品の近くで観ていると彼の内心を見てしまうような気分になります。
どちらにしても強烈な印象を残す作品です。
*《夜のカフェテラス》は、以下のサイトにて。
http://ja.wikipedia.org/wiki/夜のカフェテラス
「夜のカフェテラス」(2010年6月7日 23:21 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』より
*《星降る夜》の画像は、以下の同展覧会公式サイトで見ることが出来ます。
「オルセー美術館展2010−ポスト印象派」展
http://orsay.exhn.jp/
国立新美術館
会期: 2010年5月26日(水) - 8月16日(月)
開館時間: 午前10時 - 午後6時、金曜日は午後8時まで(入場は閉館の30分前まで)
最近発売された雑誌で印象派について特集しているのが以下の雑誌(他にもあるかもしれません)。
Pen (ペン) 2010年 6/1号 「1冊まるごと印象派。」
Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2010年 06月号 「きちんと知りたい!印象派とオルセー美術館の楽しみ方」
BRUTUS (ブルータス) 2010年 6/15号「印象派 わかってる?」
この三誌(Casa BRUTUSとBRUTUSは、同じマガジンハウスより出版)、よく美術特集をしますね。
美術史を学び始めた頃、印象派に対して「きれいすぎる」「つまらない(わかりやすい)」という目で作品を観ていた記憶があります。不思議ですが、美術史を学べば学ぶほど、印象派のよさがわかってきたような気がします。
もちろん個人的な好みの変化もあります。そして美術史を学ぶほど、印象派の重要性も理解できるようになってきたのも事実。
ま、これだけ情報が出回っているわけですから、印象派とはなんぞやと語るよりも、自分がどう感じるのかを大切にしてみようかなと思っています。勘違いだろうがなんだろうが。。です。
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