「ローマ 未来の原風景」 国立西洋美術館
先日もお話をしましたが、「ローマ 未来の原風景」へ行ってきました。
ニューヨークを拠点として活躍するアーティスト、HASHIこと橋村奉臣氏が「21 世紀の光景を『千年後の未来』に再発見する」というのが同展覧会のコンセプト(*)。
実は、同展覧会へ行くまで「未来の原風景」「千年後の未来」という意味が個人的に(あるいは日本語的に)ピンときませんでした。
「写真と絵画的手法に融合による」橋村氏独自の手法「HASHIGRAPHY」(ハシグラフィー)で描かれたローマの町並み、遺跡、バール(カフェ)、人々(*)。これらの作品が照明を可能な限り抑えた展示室の暗闇に浮かび上がっています。
そもそもローマは、一歩裏道に入れば時間が止まってしまったような場所があちらこちらにあります。フィアットやベスパが走る横には、古代ローマ時代のコロッセオ。ふと自分が歩いている石畳の道が紀元前から存在しているアッピア街道とか。。過去が積み重なって出来た現代というよりは、過去と現在が共存しているのが現代ローマ。
展覧会では、作品の中の時間に「現在」という時間が存在しているような、していないような印象を受けました。過去なのか現在なのか。個人的には、「未来の原風景」というよりは、「過去と現在が交錯するイメージ」の方がしっくりきました(*)。
そして展示作品に登場してる人々が、まるでフェデリコ・フェリーニ監督の映画に出てくるようなダンディな紳士達が多い。彼らの存在で、なおさら時間軸がわからなくなってきます。
そういえばローマは、過去、現在、未来へと続く「永遠の都」でしたね。
久しぶりにローマへ行きたくなりました。
*参考文献及び引用
国立西洋美術館展覧会
「ローマ 未来の原風景」
http://www.nmwa.go.jp/jp/50th/exhibition/romahashi.html
なお同展覧会へいらっしゃる前に、以下の橋村奉臣氏本人のサイトと同展覧会ホームページを一読されることをおすすめします。
「ローマ 未来の原風景」展覧会ホームページ
http://www.hashi-ten.com/
橋村奉臣氏の公式サイト
http://www.hashi-ten.com/fineart/
国立西洋美術館開館50周年記念事業
「ローマ 未来の原風景 by HASHI」
会期:2009年9月19日(土)~12月13日(日)
時間:午前9時30分~午後5時30分(毎週金曜日:午前9時30分~午後8時)
*入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし11月23日は開館、11月24日(火)は休館)
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